妊娠22週目！お腹の大きさや体重は？胎動はどう感じる？

妊娠22週目あたりから、おへその下がぽっこりと前にせり出して、日常のちょっとした動作にも気を遣うようになりますよね。中には、動作がゆっくりになったことで、言葉遣いまで穏やかになったという妊婦さんもいるんですよ。体調は落ち着いている時期ですが、妊娠中は何が起きるかわからないので油断は禁物。今回は妊娠22週目の妊婦さんと赤ちゃんの状態、お腹の大きさや体重の変化、生活上の注意点などをご説明します。

妊娠22週のお腹の大きさは？体重増加の目安は？

妊娠22週目には子宮が大人の頭より一回りも大きくなり、子宮底長は21cm前後になっているのが目安です。お腹が前に出てきて、足元が見えにくくなってきました。靴紐を結ぶ、しゃがむといった日常の動作が難しくなってきます。玄関に椅子を置いておくと、靴を履くときに座れて楽ですよ。

引き続き体重が増えやすい時期なので、体重管理を忘れずに。毎日体重計に乗る習慣をつけておくと安心ですね。この時期は1週間で500g以上増えたら要注意なので、グラム単位でチェックできるデジタル表示の体重計で細かく記録をとっておきたいところです。

1日単位で増加量を厳しく制限するのは大変なので、増えすぎた日があれば他の日で運動量を増やしたり、食べる量を抑えたりして、1週間の中で帳尻を合わせるように調節しましょう。

妊娠22週目頃は、1日何度も胎動を感じる？

妊娠22週目頃には、基本的には毎日胎動を感じるようになります。定期的にリラックスする時間を設けて胎動に意識を向けてみましょう。胎動がまったく感じられずに不安になる人もいるかもしれませんが、たまたま赤ちゃんが眠っているときに重なっただけかもしれません。1日のうちに何度かリラックスする時間を設ければ、1回は胎動を感じられるはずです。

しかし、24時間のうちに1度も胎動を感じられなかったときは、赤ちゃんにトラブルが起きている可能性もあります。不安があればかかりつけの産婦人科医に相談してくださいね。

妊娠22週は静脈瘤も本格化する

お腹が大きくなってくると、今まではマイナートラブルが少なかった人でもいろいろな症状が現れてきます。特に目立つのが足の「静脈瘤」。お腹が大きくなったせいで下半身の血流が滞ってできてしまうのです。静脈瘤は産後には元通りになるものですが、見た目にいいものではありません。マッサージしたり、着圧靴下などを着用したりして血行を改善しましょう。

マタニティヨガやマタニティスイミングなど、軽い運動で汗を流すのも血行改善におすすめです。出産に向けた体力づくりにもつながるので、積極的に取り組んでくださいね。

妊娠22週目の胎児の大きさは？エコー写真ではどう見える？

妊娠22週目の赤ちゃんの大きさは230～280mmで、体重は400～500gほど。赤ちゃんの成長速度は加速し、ここから4週間で体重は今の2倍の1kgまで増えます。これは体が大きくなるだけではなく、臓器が成長して重くなったり、体の周りに脂肪がついたりすることが要因です。ただし、赤ちゃんの成長スピードは違うので、大きさはあくまでも目安と考えてくださいね。

この時期は音を伝えるために耳の中の骨が硬くなります。外の世界の大きな音に反応することも出てきますよ。聴覚以外にも嗅覚や味覚などの五感が発達していきます。1日の生活サイクルも決まってきて、眠ったり起きたりを繰り返していますよ。

妊娠22週目のお腹の張りや痛みは切迫早産かも？

妊娠22週〜37週未満で赤ちゃんが生まれる場合は、「流産」ではなく「早産」となります。妊娠22週を過ぎたら、「早産」や早産になりかけた状態の「切迫早産」に気をつけなければなりません。

流産とは違い、早産なら生まれた後に外の世界で生きていける可能性があります。しかし、生まれるのが早ければ早いほど胎児は体の器官が未熟な状態なので、様々な重篤な障害が起こる可能性が高まります。

切迫早産は誰にでも起きうるものです。お腹の張りや痛みは切迫早産の兆候かもしれないので、何か異変を感じたときはすぐにかかりつけの産婦人科医に相談しましょう。

妊娠22週以降は妊娠線ケアを本格的に

この時期から妊娠線ができやすくなります。お腹が急に大きくなり、さらに肌も乾燥しやすくなっているからです。お腹周りがかゆくなるのは皮膚が乾燥している証拠なので、妊娠線を予防するためにも保湿を心がけしましょう。

妊娠線は一度できてしまうと完全に消えることはないといわれているので、妊娠中にどれだけケアをできるかが大切です。お腹を重点的にクリームやオイルで優しくマッサージしていきましょう。妊娠線はお腹だけにできるとは限らないので、お腹をマッサージした上で、全身へと広げていってください。お腹の赤ちゃんに話しかけながら、マッサージタイムを楽しむのも妊娠期ならではの過ごし方ですね。

妊娠22週目頃には立ち会い出産を検討したほうがいい？

妊娠22週頃からは、出産当日の「立ち会い」についても話しておきましょう。旦那さんが出産の場に立ち会うかどうかは、それぞれの価値観にもかかわってくるものなので、きちんと話し合っておいてくださいね。

立ち会うのであればどのタイミングで連絡をするのか、立ち会いの場では何をすればいいのかなど決めておくこともたくさんあります。

妊娠22週目は夫婦一緒に親になる自覚を養おう

「育児は妊娠中から始まる」といわれています。お腹にいる間から愛情をいっぱい受けて生まれてきた赤ちゃんは、生まれてからもとても穏やかに成長してくれるはずです。妊娠中から時間をかけて赤ちゃんとコミュニケーションをとっていると、自然と親としての自覚も芽生えていきますよ。

特に旦那さんは親になる自覚を持ちにくいものなので、ぜひ一緒に胎動を感じる時間を作って、赤ちゃんのことを話し合ってみてはいかがでしょうか。少しずつでいいので、親になる自覚を養っていけるといいですね。